高血圧の予防や改善のための食事というと、病院食の様な味気ない和食を思い浮かべる方も多いと思います。
でも毎日だと飽きてしまって、ストレスが溜まって逆効果・・・なんてことも。
そこでおすすめしたいのがイタリア料理です。
実はイタリア料理ってとってもヘルシー
洋食って高カロリーだし、体に悪いんじゃない?と思われる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、イタリア料理ってとってもヘルシーなんです。
肉汁やバターを使ったソースにこだわるフランス料理と違って、イタリア料理はシンプルそのもの。
味付はオリーブオイルと塩だけという料理もたくさんあります。
美味しいオリーブオイルとバルサミコがあればサラダだってほんの少しのお塩で美味しく食べられるのです。
また、日本と同じ位の緯度に位置しているイタリアは縦に長く海に囲まれていることから、日本との共通点も意外にあるのが特徴。
四季があるので季節ごとの野菜・ハーブが育ち、それを使った料理が豊富であることや、魚介を使った料理が多いのもその一つです。
魚の塩焼きにレモンを絞っただけという料理は日本ではカボスを使うのと同じですし、
- カルパッチョ=お刺身
- 揚げ茄子のマリネ=茄子の揚げ浸し
- いんげん豆の煮込み=煮豆
- 菜の花のソテー=菜の花のお浸し
と、素材の味を生かした料理の共通点は数えきれない程。
どれも味付けはシンプルで、薬味の様な感覚でにんにくやハーブ類が使われています。
そして味の決め手はオリーブオイル。
実は、オリーブオイルは高血圧予防にうれしい食材なんです。
血圧を下げる効果があるといわれているオリーブオイル
イタリア料理に多く使われるオリーブオイルには、血圧を下げる効果があるといわれています。
オリーブオイルに含まれるポリフェノールには、一酸化窒素の濃度を増やす働きがあり、一酸化窒素には血管を拡張する作用があるため、血圧を下げる効果があると考えられているのです。
実際に高血圧の患者さんにオリーブオイルを摂取してもらう実験では、高血圧が改善するという結果が明らかになり、世界の注目を集めています。
また、オリーブオイルには血中コレステロール値を下げる効果もあるといわれています。
一般的なサラダ油にはリノール酸という脂肪酸がたくさん含まれていますが、オリーブオイルにはオレイン酸が多く含まれています。
オレイン酸は、悪玉コレステロールと言われる「LDLコレステロール」を減少させて、善玉コレステロールと言われる「HDLコレステロール」を増やす働きがあるので、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。
血管を若く健康に保つことで、血管が固くて細くなることを予防することで、結果的に高血圧の予防と改善につながります。
オリーブオイル選びのポイント
日本では「エキストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」と表記のあるものが主流となっているようですが、選んでほしいのはもちろん「エキストラバージンオリーブオイル」。
バージンオイルとは、オリーブの実を絞っただけのオイルで作られているので、いわばオリーブのジュースの様なもの。オリーブの実に含まれるポリフェノールがそのまま摂れると言えます。
一方、ピュアオリーブオイルというのは精製したオリーブオイルに、バージンオイルを混ぜて風味を足したものなので、成分も味もエキストラバージンオイルに劣ります。
もちろんエキストラバージンオイルの方が値は張りますが、良いオイルがあれば他の調味料などを駆使しなくても済みますし、高血圧の予防と改善の為にはポリフェノールたっぷりのエキストラバージンオイルをぜひお選び下さい。
ガルシアエクストラバージンオリーブオイル ペット 1000ml
普段使いのお手頃価格のエキストラバージンオイルと、料理の仕上げに使ったり、サラダやカルパッチョなど生で食べる料理に使うちょっと高級なエキストラバージンオリーブオイルなど、用途に合わせて使い分けると味の違いが分かるようになり、オリーブオイル選びが楽しくなりますよ。
高血圧の要因として、食事や肥満の他にストレスもあげられますが、美味しいイタリア料理を普段の生活に取り入れることによって、楽しみながら高血圧の予防と改善に取り組んでみてはいかがでしょうか?